お墓じまいと「洗骨」について

聞き慣れない言葉だと思いますが、今回は「洗骨(せんこつ)」についてご説明します。

読んで字のごとく、「お骨を洗う」ことです。

ネットで検索すると、

「洗骨(せんこつ)とは、風葬や土葬した遺骨を、何年か経過した後お酒などで洗い清め、お墓に埋葬する習わしのこと。
日本では現在、沖縄県や鹿児島県奄美群島の一部にしか残ってない風習ですが、世界的にみるとオセアニア、東南アジア、
中国、アフリカ、インド洋諸国など、広い地域で行われている風習。」

とありますが、終活に関してはこの事とは無関係です。

私たち事業者が行うのは、身寄りがない方や、残されるご親族に負担をかけたくないという方からのご依頼で
ご先祖様のご遺骨が入っているお墓を取り壊し、違う方法でご供養するため、他の場所にお骨を移す過程で行います。(=墓じまい)

※ お骨の改葬先として、「納骨堂(永代供養)」「手元供養」「合葬墓」「自然供養(散骨など)」などが挙げられます。

通常、お墓にご遺骨を納める際には次の3種類の方法があります。地域性や宗教、宗旨、宗派によって納骨方法が異ります。
① 骨壷のまま納める
② 綿素材の納骨袋に入れて納める
③ お墓の中に直にお骨を撒く

いずれの方法も、ご遺骨に土や雨水、カビ、虫等が混ざってしまっていますのでご先祖様が新しいお住まいに、
心機一転リフレッシュしてお引越しできるようキレイにします。

■ 洗骨の流れ

あくまでも、ご供養の一環であることを踏まえて施工しております。

・宗教にとらわれず作業前にご遺骨に一礼をして、ご先祖様にご挨拶致します。
・お骨と土等を分類します。
・お骨には釘など金属類も混じっていますので、目視だけでなく磁石を使い丁寧に取り除きます。
・分類したお骨は整水器でアルカリ電解水にして何度も洗うことで、酸性汚れを落としウィルス除去も行います。
・洗浄したお骨は、水分量0.3%~0.1%になるまでしっかり乾燥します。
・改葬先の保存方法などを確認し、相応しい包装を施します。

※ ご遺骨が入っていた骨壺や骨袋などは、ご要望に応じ当社でお焚上げしてから処分します。

≪六価クロム測定について≫ 

改葬方法で「海洋散骨」をご所望される場合は、汚染物質である六価クロムが含まれていないかを検査します。
六価クロムが含まれている場合、国が定める「公共用水域の水質汚濁に係る人の健康保護に関する環境基準値」は
0.02 mg/L以下と設定されていることから、その数値になるまで処理剤を用いて無害化します。


【料金の目安】

1柱(1体)→ 25,000円(消費税10%含む)

※ 新しい骨壷をご用命の場合は販売しておりますのでお申し付け下さい。
※ ご遺骨についた泥シミ等は落としきれないことがありますので、ご了承ください。
※ 土葬されていた場合は、再火葬が必要となります。
※ 古い骨壷の処分はサービス致します。

 

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